いくつ知ってる? ほとんど車名がでてこないだろう55台のマイナー車 前編
公開 : 2017.12.02 06:10
サターン・Sシリーズ(1990年)
「少し違った自動車メーカー」として設立されたサターンは、GM帝国の他のブランドと一線を画すべく、経済的なモデルを作り出すため今までにないアプローチを選択した。しかし実際には、これは1980年代を通じて日本車にシェアを奪われてきたGMの対抗策であった。
サターン最初のSシリーズはセダン、ワゴンとクーペスタイルを持つプラスティック製ボディの低燃費車だった。このモデルは値引き無しのワン・プライスを掲げ、最初のクルマが生産されたわずか5年後の1995年にはその生産台数は100万台に達した。大量に生産され、大量に廃棄されたため、現在米国の路上でサターン・Sシリーズを見かける機会はほとんど無い。