ベントレー・コンチネンタルGT 2018年モデル 海外初試乗

公開 : 2017.12.04 11:40

48Vシステムの有利な点とは

48Vの電圧システムを持つアンチロールバー・システムはベンテイガで発表されたもの。3本のエアチャンバーが各車輪に備わる、エアサスペンションと組み合わされる。

小さくBと記された、ドライブモードの「ノーマル」を選択した場合、機能するエアチャンバーは2本だ。エンジニアが推奨する「ベントレー・モード」の略のBである。

「スポーツ」モードを選択すると、エアチャンバーのもう1本がロックされ、「コンフォート」を選択すると、3本とも機能する。スポーツモードの場合のスプリングレートは、コンフォートの場合の2倍に高まる。

アダプティブ・ダンパーとアクティブ・アンチロールバーは非常に高機能で、ストレートでは柔らかく、コーナリング時は硬く締まり、ボディの動きを常にコントロールしてくれる。

48Vシステムの有利な点は、レスポンスの速さで、約0.3秒間で最も緩んだ状態から締まった状態に切り替えることが可能。秒単位でボディのロールを感じ取って操縦する人間と比較して、常に先取るかたちで機能するシステムなのだ。

コンチネンタルGTのステアリング・フィールは良好。ドライブモードは複数選択できるのだが、初期設定では、ステアリングの重さには変化がない。

ベントレーによれば、最適な重さを設定しているため、町中においても、十分納得できるものだという。実際、非常になめらかで正確、手応えのあるセッティングだと思う。もしそれでも不満なら、個々のドライブモードに、ステアリングの重さを設定することも可能だ。

しかし、それはお勧めしない。

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