長期テスト 日産リーフ ZE1型 第2回

公開 : 2017.12.06 10:10  更新 : 2017.12.06 10:27

高速道路で甲府から東京へ 充電回数は減

納車後しばらくして、新型リーフで中央自動車道を走り、甲府から東京へ向かいました。出発時のバッテリーは満充電で、走行可能距離の表示は291km。天候は良かったのですが、少しだけ暖房を使いました。

調布ICで降り、約141km走行し、都内のホテルに到着。ここまでの平均電費は7.2km/kWhで、バッテリー残量は47%でした。今までは、必ずホテルで夜間充電をしていましたが、まだ余裕があり、しなくてすみます。

翌日は、ホテルのチェックアウト後、途中三鷹市の日産店で30分急速充電を行い、帰宅しました。この充電で、バッテリー残量は、27%から76%になりました。甲府から日産店までの総走行距離は180kmで、満充電からちょうど180kmくらいは安心して走れるのがわかります。

また、往復で初期型の時は追加充電4回、後期型では2回必要でした。しかし新型ではこの1回だけで済み、すごい進歩です。ここまでくれば、多くの人に対して実用性があると言えそうです。航続距離が伸びるのは、たいへん有効的です。1回の急速充電については、充電カードがあることだし、休憩がてらちょうどいい感じでした。

急速充電の電流制御が変わっていました。容量が50%以上になると電流が徐々に減っていきます。したがって同じ電気量を充電するのに、今までより時間が必要となります。

後期型では、確か80%くらいまでフル電流だったので、そこまでの充電だと、とても短時間で終わっていました。これに無理があったようです。新型ではバッテリー容量も多くなっていますので、注意が必要です。しかし、バッテリーには優しくなったとも考えられ、特に不満には思いませんでした。バッテリーはEVにとって最も大切なパーツですので。

自宅での夜間充電で、電気料の安いのは8時間。その8時間の充電だと、約60%充電できました。30%からだと90%くらいまで充電できます。バッテリー劣化などを考慮すると、日常使用にちょうどいい感じです。ただ、満充電する時は、前日に40%以上のバッテリー残量にしておく必要があります。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事