CX-8試乗 走り/内装/3列目シートの評価は? 12/14発売
公開 : 2017.12.07 06:10
「買い」か?
3列目/プレミアム性で判断を シートアレンジ画像
CX-5との価格差は約70万円。勝手に配分させてもらえば、サードシートが20万円、走りや装備による快適性の向上が30万円、内装や走りの車格感で20万円という感じか。乗り比べれば洗練感も車格感もキャビンユーティリティも向上している。300万円台のプレミアムSUVでは最も魅力的な1車なのは間違いないのだが、ターボディーゼルの圧倒的な余力や高速や山岳路でも扱いやすく安心感の高いフットワークなど基本部分で共通する魅力を備えたCX-5が悩ましい存在である。
高いアイポイントと3列シートに着目してミニバン系と比較すれば、安全&運転支援装備も充実したステップワゴンのスパーダ・ハイブリッドのGホンダセンシングが約335万円。CX-8の中位グレード、XDプロアクティブより20万円弱安いが同価格レンジである。多人数乗車必須となればCX-8では役者不足だが、サードシートをプラスαの適応性と捉えるなら性能やプレミアム感は大きな魅力。
もちろん、SUVの悪路踏破性はレジャー用途適性でアドバンテージ。ならば3列シートSUVでは? エクストレイルが実用面でのコスパで優等生だが、内外装でも走行性能でもプレミアム感が段違い。
で、全部引っくるめて見ると、その交差ポイントで際立つ魅力を発するのがCX-8というクルマなのだ。
CX-8 XD Lパッケージ(FF 6人乗り) スペック/サイズ情報
価格 | 399万600円 |
全長×全幅×全高 | 4900×1840×1730mm |
最高速度 | – |
0-100km/h加速 | – |
燃費 | 17.6km/ℓ |
CO2排出量 | 147g/km |
車両重量 | 1830kg |
パワートレイン | 直列4気筒2188ccターボ |
使用燃料 | 軽油 |
最高出力 | 190ps/4500rpm |
最大トルク | 45.9kg-m/2000rpm |
ギアボックス | 6速オートマティック |