三菱エクリプス・クロス プロトタイプに国内試乗 走りや居住性を検証

公開 : 2017.12.11 11:40

三菱エクリプス・クロスの試乗記です。厳密にはまだプロトタイプですが、完成版に近い状態。1.5ℓ直4ガソリンエンジンやフットワーク、居住性をたしかめました。

もくじ

どんなクルマ?
「エクリプス」の名で、スペシャリティ表現

どんな感じ?
エクリプス・クロス、フットワークは?
1.5ℓターボは新規開拓 CVT含め検証

「買い」か?
価格は未定も、居住性などコスパ高い可能性

スペック
三菱エクリプス・クロスのスペック

どんなクルマ?

「エクリプス」の名で、スペシャリティ表現

エクリプスは北米市場向けに開発され、2012年まで販売されたスポーツクーペ(スペシャリティカー)。車種体系やキャラクターを見ても、その後継車にエクリプス・クロスを置くには少々無理があるが、多様化するSUVのひとつの側面を端的に表した車名と言える。

ジュークの登場時には「現代版サニークーペ」と、C-HRでは「現代版セリカ」と表したが、最近市場を拡大しているパーソナル&スポーティ志向SUVは際立つキャラという点では正にスペシャリティカーであり、しかも2ドアクーペと違って一般用途にも使いやすく、人気のジャンルとなるのも納得。ならば「現代版エクリプス」をと、そのままにエクリプス・クロスというわけだ。

アウトランダーのプラットフォームを母体に開発されているが、言うまでもなく同車は3列シート仕様までラインナップするアウトドアレジャー&ファミリー用途向けの実用的設計。

エクリプス・クロスではパーソナル&スポーティ志向を強化すべく全長を290mm短縮、全高を25mm下げている。ちなみにホイールベースは共通であり、凝縮感のあるプロポーションはエクリプス・クロスのキャラクターとよく表している。

ただし、パーソナル&スポーティ志向と言ってもオフロード性能や実用性を蔑ろにしないのが初代パジェロ以来SUV市場を牽引してきたミツビシらしい部分。流行りに乗って開発されたモデルではない。

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