アルピーヌA110初試乗 バランスは第一級 文句なしの★★★★★

公開 : 2017.12.12 12:10  更新 : 2021.05.13 12:00

価格はポルシェ718ケイマン同等

ケータハムが一時期このプロジェクトに関係していたことを覚えているだろうか。プロジェクトが発表された2012年から、ほとんど何の説明もなくケータハムが撤退した2014年までだ。

同じ構造を持ったアルピーヌとケータハムの派生モデルは、グラス・エリアは同じだがボディは少し異なったクルマになるはずだった。

しかしケータハムが急に撤退して以降、アルピーヌはさらなる進化を遂げた。ケータハムのクルマはもっと軽かったかもしれないが、そうだとしても、アルピーヌA110の重量は油脂類満載でも1080kgしかない。来年の1月から8月にかけて1955台生産されるこのプレミア・エディションでも、たったの1103kgだ。

今日、1100kgを達成するというのは大変なことだ。「どのクラスであろうと、最軽量で最高に俊敏なクルマを作ろうと思います」とヴァン・デ・ダンドはいう。

ふーん、どのクラスであろうと、だって? とにかく、このクラスでは鉄では重すぎるし、かといって、この価格帯ではカーボンファイバーでは高すぎる。価格は5万ポンド(759万円)くらいだ。価格的にはポルシェ718ケイマンと同じである。ご注意のほど。

さて、実物を見てみよう。

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