トヨタ/パナソニック 車載用「角形電池」事業の協業へ 角形とは?
公開 : 2017.12.13 16:20 更新 : 2017.12.13 16:23
トヨタは2030年までに、電動化車両(EV、FCV、HV、PHEV)の販売を、年550万台にまで引き上げると言います。これは現在の3倍にあたり、トヨタの販売の50%となる見込みです。その電池を供給するために、選んだ相手は……パナソニック。
角形電池のメリットとは?
トヨタと、パナソニックは、車載用角形(かくがた)電池事業について協業の可能性を検討することに合意した。
今回の合意は、地球温暖化、エネルギー問題という社会問題の解決に貢献し、また、電動車への需要と期待の高まりに応えるために、電動車の中核となる車載用電池の更なる進化を目指すものだという。
パナソニックは、車載用リチウムイオン電池事業を重点事業のひとつと位置付けており、世界の多くの自動車メーカーでとくに「円形電池」が採用されている。
一方、車載用「角形電池」は、角形のなかに高容量のものを安全に搭載することが新たなチャレンジであり、自動車への積載にも向いている。
パナソニックは、これまで培ってきた電池事業での技術的な知見やノウハウを活かし、さらに安全で高容量の電池の実現に向け挑戦を続けていくという。
トヨタとパナソニックは電動車の普及に向けて、車載用電池の性能・価格・安全性などの進化と安定供給能力の重要性を強調。今回、両社は業界ナンバーワンの車載用角形電池を実現し、トヨタのみならず、広く自動車メーカーの電動車の普及に貢献すべく具体的な協業内容を検討していくとしている。