AUTOCARが選ぶ、ダメだけど愛してしまう18台のクルマたち 前編

公開 : 2017.12.16 06:10  更新 : 2021.03.05 21:36


ラーダ・サマラ(1984年)


はっきり言って、価格が安い以外にとりえのないクルマだ。絶望的なガラクタ、と呼んでもいい。特徴のないスタイリング、光るところのない走り、あきれ返るほどのひどい造り。洗練性? そんなもの、かけらもない。

欠点を数え上げればキリがないが、排ガス規制に引っかかって販売終了になるまで英国で売り続けられた程度には、購入者がいたようだ。ベーシックカーにあるべき装備がとりあえず揃っていれば、とにかく安く買いたいというひとも少なくないのだろう。

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