AUTOCARが選ぶ、ダメだけど愛してしまう18台のクルマたち 後編

公開 : 2017.12.17 06:10  更新 : 2019.05.04 13:03


スコダ・エステル(1976年)


このエステルが英国で発売された1976年、低価格を歓迎する消費者は多かったが、実際に走らせてみれば思い通りにいかないハンドリングを酷評する声が続出した。サスペンションは未成熟で、重いエンジンをリアに積むとなれば、簡単に挙動を乱すし、それを回復させるのがまたひと苦労ときている。

それでも、この東欧で生産されたチープで元気なクルマが嫌いではない。「もし君がこのクルマを気に入らないのであれば、工場へ送って再教育させることもできるぞ」なんてかつての社会主義国家を気取って冗談を言うのも楽しそうだ。しかし、今やほとんど現存する個体はなく、残っていればそれなりに価値がある。

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