AUTOCARが選ぶ、ダメだけど愛してしまう18台のクルマたち 後編

公開 : 2017.12.17 06:10  更新 : 2019.05.04 13:03


トラバント(1957年)


このスタイリングをどう見るかは好みの問題かもしれないが、トラバントP50はすべてがひどいクルマだ。製造クオリティ、ハンドリング、パフォーマンス、どれをとっても絶望的で、これに比べれば型落ちのダイハツ・ミラをベースにしたマレーシアのプロドゥア・ニッパがSクラスに思えてくる。

しかし、かつての東ドイツなどでは、これしか選択肢がなかったのだ。そんなトラバント、ベルリンの壁が崩壊して流入した西側ではファッションアイテム扱いされるようになるのだから、世の中わからないものだ。

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