BMW 3シリーズGTデビュー

公開 : 2013.02.07 20:00  更新 : 2017.06.01 01:46

1993年にそのコンセプト・モデルが発表されてから10年後となる今年、遂に3シリーズGTがデビューした。そのコンセプトは、5シリーズGTのコンセプトを受け継ぐもので、3シリーズ・ツーリングよりもより長くより広いのが特徴。

この3シリーズGTは、3シリーズ・サルーンのダイナミクスさと、3シリーズ・ツーリングの実用性を兼ね備えたモデルであるとBMWはコメントしている。

5シーターの3シリーズGTに搭載されるエンジンは、302bhpの335iをトップに、ベストセラーとなる320dを含み5種類が用意される。価格は、3シリーズ・ツーリングよりも1,500ポンド(22万円)ほど高くなる模様だ。

長さは4824mm、幅1828mm、高さ1508mmと、3シリーズGTは3シリーズ・ツーリングよりも200mm長く、17mm広く、79mm高い。ホイールベースは2920mmと、これも110mm長い。この110mm長いホイールベースのうち、70mmはリアのレッグ・スペースの拡大に充てられているという。

ブート・スペースも3シリーズ・ツーリングよりも25ℓ大きい520ℓだ。更に、40/20/40スプリット式のリア・シートを倒せば1600ℓの巨大なスペースが確保できる。また、低いバンパーラインと大きな開口部は、嵩張る荷物を積むのにも有効だ。また、電気式のテールゲートは標準装備となる。

3シリーズGTは、フレームレスのドアや、68mph(110km/h)になると自動的にせり上がってくるリア・スポイラーなどが特徴。ドライビング・ポジションは標準的な3シリーズよりも59mm高い。BMWは、リア・シートは大人3人が快適に過ごせるスペースを確保していると主張している。

エンジンは、320i、328i、335iという3つのガソリンと、318d、320dという2つのディーゼルがラインナップされている。

2.0ℓのガソリン・エンジンはターボ付きで、181bhpの320i用と、242bhpの328i用。302bhpの3.0ℓのターボ付きエンジンは、335i用で、335iのみ8速オートマティックが標準となる(その他は6速マニュアルが標準で、8速オートマティックはオプション)。パフォーマンスは、0-100km/hが5.4秒という値だ。

ターボ・ディーゼル・エンジンは、141bhpの318d用と、181bhpの320d用。320dは、20.4km/ℓの燃費と129g/kmのCO2排出量だ。

トリムは、他の3シリーズ同様、スポーツ、モダン、ラグジュアリーの3つ。10mm低い車高とダンパーがアップグレードされたMスポーツ・モデルは、2013年7月に追加される予定だという。

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