ポルシェ、最古の911である「901」をミュージアムに収蔵 復元に3年要す

公開 : 2017.12.18 18:10  更新 : 2018.01.16 15:13

交換より修理優先 可能なかぎりオリジナル

この車両を購入した決定的要因のひとつは、それまでに1度もレストアを受けた履歴がなかったため、ミュージアムの専門家がオリジナルコンディションに復元する良い素材であると考えたから。

このひどく錆びついたスポーツカーを元の状態に戻すまでには、異なる車両から取った純正のボディパーツを使用するなどしたため、合計で3年もの年月を費やした。

エンジンおよびトランスミッションのほか、電装品やインテリアは、どれも同じ原則に基づいて修理が施されている。パーツ交換を最小限にとどめ、できるだけ元のものを利用するというのがその原則。

ポルシェ・ミュージアムが歴史的に重要なスポーツカーを蘇らせるためにこれほど長い時間を要したのは、あえて復元作業に手間のかかる方法を採用したためです」とポルシェは説明する。

なお、AUTOCAR JAPAN上でこの記事をご覧になっている方は、記事下の「すべての画像をみる」ボタンから、外部メディアでこの記事をご覧の方は、記事下に設けられたリンク「『レストア前後の901』すべての画像を見る」から、ほかの画像をお楽しみいただける。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事