5代目マセラティ・クワトロポルテ 2004〜2012年の中古車、どれが買い? 

公開 : 2018.01.03 10:10

マセラティクアトロポルテ中古車 購入時の注意点

エンジン

点検/整備が10000km毎に実施されているか、確認する。カムカバー・ガスケットとフロント・クランクシャフト・オイルシールからのオイル漏れがないかを調べる。エンジンの下回りも同様。エンジンの回転にムラがある場合は、エアフローセンサーの不具合を疑う。

トランスミッション

デュオセレクトの場合、変速時の回転数の上昇や低下、ギアの選択がスムーズに行われないなどの不具合が発生する可能性がある。特に2006年以前のモデルの場合、クラッチは2万km毎に交換が必要で、交換費用は1500ポンド(23万円)。また油圧式の変速システムの状態確認も忘れずに。

ステアリングとサスペンション

スカイフック・サスペンションの電子制御関係は心配不要。ただ、機会的な不具合として、スタビライザーのドロップリンク、スプリングの破損やダンパーの劣化などは起こり得る。

特に2005年以前のモデルでは、高価なステアリング・ラックからのオイル漏れや、直進付近の遊びが大きすぎないか、確認をしておきたい。また、弱点でもある、パワーステアリング・ポンプの状態も併せて確認する。

タイヤの偏摩耗にも気をつけたい。試乗できる場合、直進性やハンドリングの正確性を確かめ、狂いやすいホイールアライメントの状態にも気を配ると良いだろう。

ボディ

基本的に錆びにくいが、飛び石キズには目を配る。稀に壊れるボンネットキャッチの状態や、サイドミラーが電動で格納できるかどうか確認する。ゴージャスなアルミホイールは、ガリ傷の状態もチェック。

2006年にリコールされた、ドアが勝手に開いてしまう不具合が対応済みの場合、エクステリア側のドアハンドルが交換されている。トランクリッドのソフトクローズ機構が機能するかも確認しておきたい。

インテリア

レザーは擦り切れやすい。グローブボックスはちゃんと閉まるか確かめる。パワーウインドウやヘッドライトが正常かどうかも要確認。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事