VWコラード 密かに人気が急上昇 狙い目はVR6 中古車購入ガイド
公開 : 2018.01.06 10:10
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デーブ・ウェブスター
アウディ・VW スペシャリストLTD
「コラードは、わたしがフォルクスワーゲンのディーラーで教育を受けていたとき流行でしたね。たくさん見ましたが、目立っていたのはG60のスーパーチャージャーが壊れやすいことでしたね」
「他には、VR6のタイミング・チェーンが伸びやすくて歯をなめてしまうことです。1.8と2ℓのコラードの方がずっとシンプルでトラブルも少ないです」
「サビの問題もあります。当時は、ボディ・キットはクリップで取り付けられていて、塗装に穴が開くんです。水も溜まるので、時間がたつと下地の金属が腐食しますよ。ホイール・アーチとシルがやられますね」
知っておくべきこと
VWヘリテイジにはコラードのパーツが豊富にそろっている。なんでもあるが、ないものもある。もし右側のヘッドライトが欲しいなら急いだほうがいい。パーツがない場合が多い。同じところが壊れるコラードも多い。
いくら払うべき?
1000〜2000ポンド(15万〜30万円)
今のところ、この金額では難しい。
2495〜3995ポンド(38万〜61万円)
きちんとはしているが、かなり低年式のモデルのほとんどがこの価格帯。走行は22万km程度。
4000ポンド〜5995ポンド(61万円〜91万円)
きれいな2.0 16vとVR6が中心。
6000ポンド〜7495ポンド(91万円〜114万円)
狙い目のクルマが始まる価格帯(主にVR6)。バリューなクルマもあるが、ご注意のほど。
7500ポンド〜8995ポンド(114万円〜136万円)
程度のいい中〜高年式のG60とよく手入れされたVR6。1994年発売の最後のスペシャル・エディション、ストームも。
掘り出し物を発見
フォルクスワーゲン・コラードVR6 登録1995年 走行19万km 価格7499ポンド(114万円)
VR6はたくさんあるが、この価格では飛びぬけて程度がいい。この年式のクルマでは珍しくサービス履歴も揃っており、12か月のMOT付き。
ボディ・カラーはキャンディ・ホワイト、内装は汚れのないグレーのクロス、傷のないスピードラインのアルミホイールにまだまだ使えそうなタイヤを履いている。