ポルシェ997 中古なら前期か後期か PDK/ティプトロ/MTも要検討

公開 : 2018.01.07 10:10  更新 : 2018.01.07 10:44

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ジョナサン・リーチ
クライドフォーズ・ガレージ

「3年ほど前に底値となりましたが、最近は回復傾向にあります。それは新車価格が上昇していることも原因しており、状態の良い中古車の価格は今後も上がるはずです」

「997を探す際も、価格が安いものにはそれなりの理由があると考えて、注意したいところ。メジャーなトラブルの修理には数千ポンドが必要となるでしょう」

「わたしのお勧めは、後期モデルのカレラで、オプションのスポーツエグゾーストを装備している1台。安心して乗れると思います」

知っておくべきこと

997を購入する場合、正規のポルシェによる保証プログラムを付加することも気に留めておきたい。1年間1100ポンド/2年間1920ポンドの費用で、14年/20万kmまでをカバーしてくれる。

いくら払うべき?

2万ポンド〜2万4995ポンド(303万〜378万円)

2007年モデルくらいまでの標準のカレラか、カレラSで、走行距離は14万km以下のモデル。ポルシェによる通常の整備記録と、そのほかの修復内容も確認しておきたい。

2万5000ポンド〜3万2995ポンド(378万円〜499万円)

低走行距離で、高性能モデルでも社外パーツに置き換わっている量を確認したい。2004年式でも正規中古車となっている場合がある。

3万4995ポンド〜3万9995ポンド(530万〜605万円)

2009年の後期モデルなら、12万km以下、前期モデルなら新しい年式のもので、低走行距離のモデル。2006年式なら正規中古車も見つかるだろう。

4万ポンド〜4万9995ポンド(605万〜757万円)

2009年から2011年の上質な後期モデル。正規中古車も少なくないはず。

5万ポンド(757万円)以上

後期モデルの中でもかなりの上質なクルマといえる。

掘り出し物を発見

ポルシェ911 カレラ 登録2010年10月 後期モデル 走行72000km 価格35795ポンド

インテリアはブラウンのレザーで、マニュアル・ギア。正規ディーラーによるメンテナンスの履歴が残っており、比較的新しいタイヤを履いた、2オーナー車両。かなり挑戦的な価格ではあるので、慎重にクルマの状態を確認はしておきたいところ。

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