アウディ新型RS4アバント 初試乗 4代目の操舵/乗り心地、洗練と迫力を両立
公開 : 2017.12.26 12:40
新型RS4アバント 外観のポイント
かつてアメリカのレースシーンで大活躍した、「アウディ90クワトロ IMSA GTO」にインスピレーションを得たというディテールを、さまざまなパートで採り入れた新型RS4アバントのエクステリアデザインは、その運動性能を想像させるには必要にして十分な演出だろう。
前後にブリスターフェンダーを採用するのはRS4アバントの伝統的な手法だが、今回ももちろんその例外ではない。30mmワイド化されたフェンダーは、標準で19インチ、オプションでは20インチの選択も可能なホイールとともに、フットワークの強靭さをアピールする。
フロントマスクも、ハニカムデザインの大型エアインテークを採用したことで、さらに精悍なイメージになった。リアデフューザーやルーフスポイラー、そしてオーバルデザインの左右2本出しのエグゾーストパイプ等々、そのスタイルには端正な中にも独特な凄みが感じられる。
新型RS4アバントが最も大きなトピックスとしているのは、もちろん搭載されるエンジンだ。これまで2世代にわたって、クワトロ社はRS4アバントに4.2ℓのV型8気筒自然吸気エンジンを与えてきたが、新型には2.9ℓのV型6気筒ツインターボエンジンが採用されることになった。