アウディ新型RS4アバント 初試乗 4代目の操舵/乗り心地、洗練と迫力を両立
公開 : 2017.12.26 12:40
4.2ℓV8→2.9ℓV6ツインターボへ
ちなみに初代RS4アバントには、2.7ℓのV型6気筒ツインターボエンジンが搭載されていたから、その意味ではRS4アバントは今回のフルモデルチェンジによって原点回帰したと表現することもできるだろう。
最高出力&最大トルクは450ps&61.2kg-m。このスペックは、最高出力では先代モデルと同一だが、最大トルクは実に17.3kg-mもの強化を果たしたという結果になる。
これに8速ATを組み合わせ、駆動方式をアウディ伝統のクワトロシステムによる4WDとしているのが、パワートレーンの大まかな構成だ。さらにオプションでRSダイナミックパッケージを選択すれば、リアにはスポーツディファレンシャルが装備される。
アウディスポーツ社から発表されたパフォーマンスデータには実に魅力的な数字が並ぶ。0-100km/h加速の4.1秒というデータは、徹底した軽量化の結果、車重が先代モデルから80kg軽くなったことなどとの相乗効果によるもの。最高速はリミッター作動による250km/hとされるが、RSダイナミックパッケージによって、それを280km/hにまで引き上げることが可能だという。
その一方で、燃費性能を約17%改善し、8.8ℓ/100km(=11.4km/ℓ)を実現していることも、カスタマーにとっては嬉しい話題だろう。