キア・クロスGTコンセプト

公開 : 2013.02.08 12:02  更新 : 2021.03.05 21:39

キアはシカゴ・モーターショーで、クロスGTコンセプトを発表した。このコンセプト・モデルは、現在のソレントの上に位置するSUVであり、キアが大きなプレミアム市場向けのSUVを生産する計画があることを仄めかしたことになる。

クロスGTは、ソレントよりも大きく、広いが、車高は低い。長さ4897mm、ホイールベースが3099mmで、ソレントと比較するとそれぞれ213mm、399mm大きい値だ。幅は広いが、ルーフラインは41mm低い。

エンジンは3.8ℓのV6ガソリンを持つハイブリッドで、その合計値は400bhp、69.1kg-mという。これに、8速のオートマティックが組み合わせられる。ちなみに、キアの発表によれば32kmは電力だけで走行する事が可能だという。

キアはクロスGTはコンセプト・モデルに過ぎないが、そのパワートレーンは将来的なプロダクション・モデルに搭載される可能性があるとしている。

キアの社長と、デザイン・チーフのピーター・シュライアーは以下のように語っている。

「2011年にデビューしたGTは、キアが新しい領域へチャレンジする可能性を示した。そして、このクロスGTは、キアのブランドが、フルサイズのプレミアムなSUVを製造する可能性と、その準備ができていることを示すことができた。」

2011年に発表したGTはフランクフルトで設計されたクルマだったが、このクロスGTはカリフォルニアのアーヴィンにあるキアのKDCAデザイン・センターで造ったモデルである。このクロスGTが生産されるのであれば、それはアメリカ市場をメイン・ターゲットにするモデルとなるだろう。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事