2017年 AUTOCAR英国の編集部員が買った9台のクルマたち
公開 : 2017.12.30 15:40 更新 : 2017.12.31 10:38
ジミ・ベックウイズが買ったフォルクスワーゲン・ルポ1.4
わたしの1999年製ルポは、ふとした気まぐれで6カ月前に300ポンド(4万5000円)で購入したクルマだ。GTIの大きな欧州ミーティングに参加するためヴェルター湖へ行った後のことだ。
ヴェルター湖に集まった連中のチューニングへの情熱に倣って、わたしはモディファイを開始した。お約束のモディファイはボルボのリブラ・ホイールだ。
数年前からC30、S40、V50DrivEモデル用となっている空気抵抗が少なそうなアルミ・ピースで、これにファルケン・タイヤを履かせている。このタイヤは少し伸びてホイールにフィットするので、純正の13インチ・スチール・ホイールのディメンジョンを維持することができる。
少しだけ車高も下げている。驚くほど弾力性のあるKW製ヴァリアント1のコイルオーバースプリングを一番低くして装着している。今のところ、バンプでクルマの腹を擦ったり、ホイールがこすれたりするトラブルはない。自分の鈍感さはよくわかっているけれど。
室内はちょっと寂しい。残された大きな課題は、クリームレザーで全面的にリトリムし、クリームのカーペットを敷くことでいまより少しだけ高級に見せることだ。しかし手先の器用なパートナーのおかげで、タッチスクリーン式のインフォテインメント・システムは装着できた。
見てほしい。今やわたしは国内最小の自動車チューニング会社のトップだ。わたしは自薦のCEOであり(自分で言っているだけだが)チーフ・エンジニアはわたしのパートナーだ。電装担当はわたしの弟。
リアにフルLEDユニットを装着したり、今度はタッチスクリーンに代えてダッシュボードにiPadを装着する予定だ。わたしのふたりの叔父は(本当の)室内装飾業者で、インテリアのアップ・グレードを担当してくれる。
これまであれこれとかなりの費用が掛かったので、合計いくらと大雑把に言ったりはしない。もっとも高かったのはリア・バンパーとホイール・アーチのへこみ修理で400ポンド(6万円)。さらなるモディファイも計画しているが、費用はあまり詳しく計算しないようにしている。