アストン マーティン V8ヴァンテージ 中古なら4.3? 4.7? 故障のリスクは?
公開 : 2018.01.04 10:10 更新 : 2018.01.04 11:52
アストン マーティン V8ヴァンテージの中古車 購入時の注意点
エンジン
補機類のベルトは、冷間時にまれに鳴くことがあるが、テンション・プーリーの交換で治る。冷間時にエンジンの回転数を上げすぎると痛める場合があるので注意。
マフラーのバイパス・バルブがオリジナルのままかどうか、確認しておきたい。4.3ℓモデルのオイルストレーナーは、オイル交換時に一緒にクリーニングしてもらうとよい。
トランスミッション
冷間時には、1速と2速に入りにくくなる。クラッチの賞味期限は6万5000kmほど。交換費用は約3000ポンド(45万円)。
ホイールとブレーキ、サスペンション
ホイールのアライメント確認は大切。摩耗したブレーキディスクやパッドは交換が前提となる。走行距離が余りに短いクルマは、ショックアブソーバーのオイル漏れやスプリングの破損も疑う。ジオメトリーを調整するボルトは、交換に多額の費用が必要だ。リアのハブ付近にあるロワーブッシュ・ハウジングの破損も要確認。
ボディ
排水孔の詰まりによって、トランク内が浸水していないかを確認。ボディがサビている場合は、その箇所の修復を疑う。Aピラーの付け根や、パーキングセンサー付近の塗装状態、グリルの緩みや変色などもしっかり観察する。
アルミニウムの酸化は生産初期のモデルでの問題で、鏡面仕上げのウイング・ステーやドア下面、ドアハンドルの内面などの白濁化を確認したい。ラジエターグリルの奥にある垂直に伸びるバーは、塗装が剥がれやすい部分だ。
インテリア
ナビの反応速度を確認する。またモニターを開閉するプラスチック製のギアは割れやすい。レザーのスレや破れにも注意が必要だが、加えてダッシュボードの上面の表皮は収縮する場合がある。