三菱GTOは今、「買い」なのか?

公開 : 2017.12.31 18:10

考えるより走れ! 「セミ・スーパーカー」の価値

フルタイム4WD、4WS(四輪操舵)に加えて、自動調整式フロント/リアスポイラーを備えるアクティブ・エアロダイナミクス、可変式エグゾーストシステム、電子制御サスペンションなど様々な技術を備え、3.0ℓのV6ツインターボエンジンを味わえる。

幸運にも、イギリスの三菱は初期の3000GTを保管しており、2017年においても、良好な状態で試乗することができた。

三菱GTOは今、「買い」なのか?

3000GTのスタイリングは、今でも十分かっこう良く見える。大径のステアリングホイールと、黒いプラスチックに覆われたコクピットは時代を物語るし、ダッシュボードのダイヤル類はパッとしない。

唯一歓迎できるのは、レザーシートくらいだろう。ただ、シートポジションも本来ならもっと低く設定できると良いのだが……。オプションのサンルーフが備わるこの個体は、ヘッドルームもさらに制限されている。

いくつものハイテクデバイスによって、車重はそれなりに増えている。実に1750kg。NSXより300kgもかさんでいる。しかし一度走り出せば、肥満傾向にあるウエイトは、すぐに気にならなくなる。
 

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