スバル・インプレッサWRXタイプRは今、「買い」なのか?

公開 : 2018.01.03 17:40

AUTOCAR記者の今の評価は?

スロットルを深く踏み込むと明確なターボラグを感じる。ブーストが高まるまでの若干のためらいの後、火が付いたように強力な勢いで加速し始める。ターボブーストが効いた時のパワーデリバリーは、スペックよりも強力なクルマに感じられるほど。

レッドゾーンが7800rpmから始まる高回転型ユニットは、パワーバンドも広く、トップエンドに向けて上り詰めていく様は、エキサイティングのひと言に尽きる。マニュアルミッションは、非常にダイレクトでメカニカルな手応えと、操る満足感が味わえる。

スバル・インプレッサWRXタイプRは今、「買い」なのか?

この時代の多くの高性能モデルとは異なり、今日の感覚でもWRXタイプR Vリミテッドの乗り味は硬く感じる。ストロークが短いため、揺さぶられると表現した方が適格だ。

コーナリング中のボディバランスは、非常に出来が良い。鋭く向きを変えるフロントタイヤと流れやすいリアタイヤを、スロットルのオン/オフで制御できる。意のままに操れる懐が深いクルマだ。

モータースポーツの遺産ともいえるモデルだけあって、人気も非常に高く、値頃な個体を見つけるのは困難だ。もちろん、ドアの枚数の確認もお忘れなく。
 

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