トヨタ博物館クラシックカーフェスティバルin神宮外苑2017 どんなクルマが集合?
2017.11.25
トヨタ博物館クラシックカーフェスティバルin神宮外苑。どんなクルマが集まったのでしょう? クラシックカーから80年代の旧車までレポート。
text & photo:Kentaro Nakagomi(中込健太郎) photo : フルハウス
東京の中心地 神宮外苑のイベント
イチョウ色づく秋深まる神宮外苑の風物詩としてすっかり定着した印象のあるトヨタ博物館クラシックカーフェスティバルin神宮外苑。今年も11月の最終土曜日に明治神宮外苑聖徳記念絵画館前を中心に開催され、好天に恵まれたこともあり大勢の人でにぎわった。
2017年はトヨタ2000GTが誕生して半世紀の節目の年でもあり、すでに、国内のクラシックカーイベント、そしてトヨタ自動車関連のイベントでも多数の記念企画が催されてきた。確かに来場者の中には「2000GTは?」という話題を口にする人もいたものの、今年の神宮外苑では別の切り口でクルマの歴史を振り返った。
自動車は100年に一度の変革期と言われる。電動化、コネクテッド、自動運転などいまだかつて考えられなかったようなことが、矢継ぎ早に実現されている今日この頃。しかし、歴史を紐解くと、クルマの歴史は、すなわち挑戦と革新の歴史ということが分かる。また社会情勢や環境に合わせて、様々な動力源で時代に寄り添いながら進化を遂げてきたことが分かる。
今回のクラシックカーフェスティバルでは、そんな自動車が歩んできた時代の変遷を垣間見ることができる企画「過去を振り返り未来を想う ー動力源の遷り変りー」と題して、電気、ガソリン、薪ガス、水素(燃料電池)、ガスタービン、ハイブリッドといった様々なパワープラントを持つクルマが展示され、昨日今日始まったわけではなく、実にバラエティに富んだクルマの数々が、秋の青空のもと、紹介された。
もちろんクラシックカーパレードでは神宮外苑から銀座までの片道5kmほどの距離を、歴史的な名車、懐かしい忘れることのできないクルマの数々が、軽やかに実際に走行。秋の東京の風景に溶け込んでいた。また、開会の言葉でトヨタ博物館の布垣館長は、トヨタ博物館の設立当初から多大なる尽力をされてきた自動車史研究家の高島鎭雄氏などが自動車殿堂入りされた今年を振り返り「いよいよ日本も自動車の文化的な側面に功績を評価する動きが出てきたことは大変喜ばしい」と挨拶。その高島氏も来賓代表としてあいさつに立った。
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