クリス・バングル、再び表舞台に 沈黙の時期は何を? 現在/未来への思いも インタビュー
公開 : 2018.01.21 11:40 更新 : 2021.01.30 21:48
世間を驚かせてきたカーデザイナーのクリス・バングルが新たな自動車プロジェクトを引っ提げてカムバックを果たしました。その背景を解き明かします。
もくじ
ー バングル 沈黙おわる 新作は……
ー なぜバングルはBMWを去ったのか
ー アニメ、酒、宇宙船も手がける
ー 心に残るあのモデル 現在に不安視も
ー おまけ じつはベンチづくりに夢中
バングル 沈黙おわる 新作は……
評価のわかれる4代目BMW 7シリーズや、有名なクーペ・フィアットで知られたカーデザイナーであるクリス・バングルは、2009年にBMWを去って以降、われわれの目から完全に姿を消していた。
しかしその時間も終わったようだ。
車内スペースに新たなアイデアをもたらすことを意図した、「レッドスペース」という名の奇妙な中国製シティカーのコンセプト・モデルとともに、これまでとは全く異なるプロジェクトで再びわれわれの目の前に登場した。
11月のLAモーターショーで発表されたこのクルマは、バングルと彼のチームが2014年から開発を続けており、2020年の生産が予定されている。バングルはコストの問題を認めつつも、デザインにほとんど変更はないだろうと楽観的だ。
では、なぜバングルはBMWを去ったのだろう?