ジャガーE-PACE 2.0ℓ直列4気筒 インジニウムディーゼルに試乗
公開 : 2018.01.09 11:40
コーナーリング良好 ディーゼルも静か
シャシーはよいが、それでも最新の軽量アルミ製のプラットフォームの上に成り立っているジャガー達と比べると、同等の水準にあるとはいえないことも事実である。
しかし、このクラスにおいては平凡なそれであっても、標榜どおりのステアリングのお陰だろうか、コーナーで締まりのない挙動を示すことはなかった。
けれどもそれはダンパーとアンチロールバーが車体を支え切れる場面に限ったことであり、低速域の乗り心地が許容範囲ということに過ぎない。
しかしこれらが、通常の使用環境において、E-PACEというクルマの車内で過ごす時間が至極快適であることを、削ぐことにはならない。
高速道路での乗り心地も遮音性もよい。
どうやらJLRは、初期のインジニウム・ディーゼルエンジンにあった問題にうまく対応しているようだ。見た目も感じ方も異なり、このクラスの標準に肉薄していると思わせるできである。興味深い事に。