アウディRS3、リッチフィールド社のチューンで507psへ 試乗の印象は
公開 : 2018.01.16 11:40
リッチフィールド社がアウディRS3に手をくわえることで、400→507ps/48.9→66.9kg-mという数値に達しています。ただし評価すべきは「乗り味」。検証します。
もくじ
どんなクルマ?
ー 400→507ps 48.9→66.9kg-m
ー リッチフィールドも認める素性のよさ
どんな感じ?
ー 低速では控えめ 回せば必ず夢中に
ー エグゾースト/シャシー/操舵は?
「買い」か?
ー 速さを求めるならば買い ただし注意点も
スペック
ー リッチフィールド・アウディRS3のスペック
どんなクルマ?
400→507ps 48.9→66.9kg-m
今日のクルマは、先代のポルシェ911ターボよりパワーのあるアウディRS3だ。
RS3はそのままでも決して性能に不足はないように見える。パワフルな400psの5気筒エンジンを搭載し0-100km/h4秒以下で駆け抜ける。
しかし、チューニングを専門とするリッチフィールド社は、速いクルマをもっと早くするのが商売だ。そこで、アウディの中型ロケットに白羽の矢を立てた。
見出しの数字は507ps。しかし、加速には48.9kg-mから何と66.9kg-mまで増強されたトルクの方がより重要である。
ならば、リッチフィールドのエンジン屋は彼らの持つすべてをこの5気筒エンジンに投入したと思うだろう。より大型のターボ、高効率のエグゾースト・システム、内部の補強などなど。
ところが実際には、107psと18kg-mを上乗せするのに彼らがしたことは、ROMの書き換えとエア・フィルタの交換、それにより大型のインタークーラーの追加だけなのだ。