アウディRS3、リッチフィールド社のチューンで507psへ 試乗の印象は

公開 : 2018.01.16 11:40

リッチフィールドも認める素性のよさ

小柄な才人イアン・リッチフィールドは「われわれが今までモディファイした中で最も優れたエンジンのひとつ」だと言っている。

先代のRS3のエンジンもよかったが、この新ユニットはまったくレベルが違うと彼は言う。

彼の理論によれば、自動車メーカーは昨今の排ガス規制によって手足を縛られているため、必要なパワーを維持しながら高性能エンジンを排ガス試験に通す唯一の手段は、高流量エグゾースト・システムなどの最先端技術をてんこ盛りにすることだそうだ。

そしてメーカーはROMマップでエンジン性能を制限しなければならない。逆に言うと、リッチフィールドのようなチューナーは、単にROMの書き換えとほんの少しの工夫だけで、とても簡単にエンジン本来のパワーを解き放つことができるわけだ。

つまりユーザーにとってみれば、このようなアップグレードはとてもお手頃だということになる。今回の場合は、消費税と工賃込みで2058ポンド(31万4000円)だ。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事