ルノー 「運転好きが満足する」自動運転とは シンビオズを例に 試乗も
公開 : 2018.01.27 11:40 更新 : 2018.01.27 11:50
たった1台だけのプロトタイプが、ルノーの先進の自動運転と電動化、そしてコネクテッド・テクノロジーのいまを見せます。レベル4が実現した際の「こだわり」は、じつにルノーらしいです。
もくじ
ー シンビオズ スポーティでダイナミックに
ー 運転好きが満足する、AI利用の自動運転
ー レベル4の自動運転 制御の実際
ー シンビオズに乗ってみた(運転はしていない)
ー 責任者、マテゥー・リップスへの質問
シンビオズ スポーティでダイナミックに
最初の自動運転モデルはスポーティでダイナミックなドライブフィールを持つとルノーは確約する。
これは自動運転技術の開発を行うに際して、当初スタッフが示した抵抗を受けて決まったことだと、アドバンスド・デザイン・チームのボスであるパトリック・ルシャルピーは言う。
ルノーは昨年のフランクフルト・モーターショーで実際に走行可能なシンビオズのプロトタイプ・バージョンを公開したが、一方でコンセプト・モデルの方は2030年までの実用化を目指す電動化やコネクティビティ、そして自動運転技術に注力しており、フランクフルトで発表されたプロトタイプは2023年までにルノーが実際に発売する技術のデモカーとしての役割を担っている。
シンビオズのデモカーはリアアクスルに搭載された2基の電動モーターを動力源としている。それぞれのモーターがリアのふたつのタイヤを駆動させており、合計出力は680ps、最大トルクは67.3kg-mで0-100km/hは6秒程度とのことだ。
シンビオズは特定の場所であれば完全にドライバーによる運転操作が不要となるレベル4を目指して開発されているが、非自動運転のダイナミック・モードも設定され、よりシャープなレスポンスとハンドリングを提供する。