トヨタ・ヤリス(ヴィッツ)GRMNに試乗 ヨーロッパ初となるブランドの今後に期待
公開 : 2018.01.19 11:40 更新 : 2021.03.05 18:46
ヨーロッパ全域400台限定
英国人にとって発音しにくい、このGRMNは「Gazoo Racing Meisters of Nürburgring(ガズー・レーシング・マイスター・オブ・ニュルブルクリンク)」の頭文字で、トヨタ車の中でも、最もパフォーマンスに標準を合わせたモデルラインのブランド名となる。
昨年、トヨタが事実上のファクトリーチームを結成し、TOYOTA Gazoo Racingから世界ラリー選手権へ復帰したが、このGazoo Racingという名前を冠した幾つかのチューニングカーを複数のセグメントでリリースしている。その中でもGRMNはトップモデルに用いられることとなる。
今回のヤリスGRMNは限定車で、イギリスへ導入される車両は80台。ヨーロッパ全体でも400台となっている。希少性に加えて、車両価格は26295ポンド(398万円)と挑戦的な設定がなされている。冒頭にも触れたが、なぜGazoo Racingの始動にあたって、このパッとしないコンパクトカーを選んだのか、疑問に思えてしまうことも事実。
トヨタによると、高度にチューニングされたGRMNモデルは今後も限定生産とされる予定で、販売価格は近似するライバルモデルよりも高めに設定されるそうだ。また、ヤリスGRMNには直接的なライバルはいないと考えているようだが、市場にはより速くパワフルな「スーパーミニ」が存在することも認めている。
その走りを確かめてみよう。