ランボルギーニ、フェラーリF12の対抗モデルをジュネーブで発表か
公開 : 2013.02.14 19:00 更新 : 2017.06.01 01:46
フェラーリF12のライバルとなるフロントにV12エンジンを搭載したGTを、ランボルギーニはジュネーブ・モーターショーで発表する予定だ。
ランボルギーニの社長兼CEO、ステファン・ヴィンケルマンが「V12エンジンを搭載した驚異的なモデル」を発表するとAUTOCARに話したのだ。このコンセプト・モデルの発表は、ランボルギーニの50周年を記念した行事のひとつでもあるという。
ヴィンケルマンによれば、このモデルは2ドアでV12エンジンを持っているが、アヴェンタドールをベースにしないクルマだという。これは、フェラーリF12と同様のフロント・ミドシップのV12を搭載したモデルであることを意味する。但し、ランボルギーニの特徴であるカーボンファイバーをメインとした構造で、なおかつ4WDモデルになるだろう。
残念ながら、このモデルは現時点ではコンセプト・モデルのようだ。というもの、ヴィンケルマンの現在の最重要課題は、フォルクスワーゲン・グループの役員会で、SUVモデルであるウルスの生産を承認させることにあるからだ。
「誰もが、このコンセプト・モデルがプロダクション・モデルになることを望むだろう。しかし、その決定権はわれわれにはない。その財政投資を正当なものとするためにも、われわれはウルスを年間3,000台から4,000台売る必要があるが、まずはその前に、ウルスの発売をフォルクスワーゲンの取締役会が認めてくれることだ。」
フォルクスワーゲンのゴーサインがでれば、ウルスはガヤルドとほぼ同じ数の生産が行われることになる。価格は140,000ポンド(2,030万円)から160,000ポンド(2,320万円)の間となるだろう。
ヴィンケルマンは、「アヴェンタドールのようなモデルや2014年に発表される次期ガヤルドのようなナチュラル・アスピレーションのスーパースポーツに関しては、まったく別に進んでいる。ウルスとはまた別の次元の話だ。」と語った。
このコンセプト・カーがジュネーブ・モーターショーでランボルギーニの50周年を祝うモデルとして本当に登場するかどうかは、フォルクスワーゲン・グループの決定にかかっている。