クリス・バングルがデザインしたクルマたち 前編

公開 : 2018.01.27 06:10  更新 : 2021.01.30 21:48

BMW7シリーズ(2001年)

1980年代から2000年代初頭まで、BMWのセダンのデザインは、言うなれば長さの違う3種類のソーセージといったものだった。その状況を一変させようと、バングルは4代目となる7シリーズを、従来とまったく異なる方向性で造り上げた。そこには、特にリア周りに、Z9コンセプトの影響が見て取れる。衝撃的なその部分の造形を、メディアでは『バングル・バット』と呼んだ。

「自社も含め、何ものをも真似することはありません。そして、これが気に入らないというひともいることでしょう」と、作家のデイヴィッド・カイリーのインタビューにバングルは答えている。

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