ポルシェ、ヴァルター・ロールとの契約が25年に 歴史、名言を回顧
公開 : 2018.01.22 16:10 更新 : 2018.01.22 17:09
契約における条件 会長の好む名言
ひとつの条件とは、元会長のDr.ヴェンデリン・ヴィーデキングに対して、「新開発について常にありのままの真実を話す」ということ。
それ以来、ロールは、959、カレラGT、918ハイブリッド、911およびGTの全バージョン、パナメーラなど、数々のマイルストーンの立ち上げの際にその開発とチューニングに携わった。
「彼は今日に至るまでかつての取り決めを守ってきました」とポルシェのコメント。ロールは常に自分が考えていることをありのままに話す。
「ポルシェで過ごすあいだに重要なことを学びました。限界に達するためにわれわれがスポーツカーに求める最高のハンドリング性能は、プロのドライバーが必要とするものを超えています。理想的なスポーツカーは一般ドライバーにも運転しやすいものでなければなりません」
ポルシェAG取締役会会長のオリバー・ブルーメは次のように話す。
「アンバサダーおよびアドバイザーとして25年間にわたってポルシェに誠意を尽くしてくれただけでなく、数々の格言を残してくれたヴァルター・ロールに感謝いたします。わたしは、次の言葉が特に好きなのです」
“ポルシェ911のない車庫は暗い穴倉にすぎない”。