マクラーレン、カーボン製造施設を建設 投資5000万ポンド 約200人雇用へ
公開 : 2018.01.22 18:10
マクラーレンとカーボン
マクラーレンがF1にカーボンファイバー製のシャシーを初めて導入したのは1981年であり、したがってマクラーレンとカーボンファイバーの結びつきは強いといえる。
マクラーレンでは、強靭で軽量な特性をもつカーボンファイバーを、以来、レースカーでもスポーツカーでも一貫して使用。
5年以上前にハイパーカーセグメントにおいて世界初のハイブリッドカーであるP1を投入したマクラーレンでは、ハイブリッドと軽量素材の両分野で専門的な技術を開発し続けている。
このふたつの組み合わせは性能をさらに向上させ、より厳しい環境規制への対応を可能にし、未来の自動車技術を開発する上での基礎となる。
意欲的なビジネス・プランである「Track22」に基づき、マクラーレンでは、2022年までに、少なくとも半分以上のモデルにハイブリッド技術を導入するとしている。
マクラーレン・オートモーティブ最高経営責任者のマイク・フルーウィットは以下のように述べる。
「今年後半に稼働を開始するマクラーレン・コンポジット・テクノロジー・センターでマクラーレンのブランド・マークを正式に点灯できたことを個人的にも栄誉に思います」
「これにより、2100名の従業員を擁する当社はさらに発展の勢いを増し、シェフィールドにて新たな雇用を創出いたします。シェフィールド地域は先端素材との関係が深く、これまでは鋼材の分野が有名でしたが、今後はカーボンファイバーのイノベーションおよび製造の分野でマクラーレンと深く関わっていくことになるでしょう」