日産e-NV200エヴァリア7S試乗 自家用には及ばず 環境規制ゆえのEV需要は大
公開 : 2018.01.29 20:10 更新 : 2018.01.29 20:38
どんな感じ?
商用車然としたインテリア
エヴァリアのスムーズなエクステリアパネルや、大きくラウンドしたフロント周りは、ピクサーのアニメに出てきそうなデザイン。特にテスト車両のホワイトだと、そう見える。読者はどう表現するかわからないが、わたしは「少し奇抜な見た目」だと思う。
しかし日産には好都合なことに、新しいクルマを買う際、この辺りを気にするひとは、余り多くはないようだ。
また、エヴァリアはおよそ10年前にリリースされたクルマをベースとしており、室内空間は全体的に安っぽい。ただ、このような車の場合、この点もさほど問題にはならないだろう。
デジタルモニターによるインスツルメントパネルが備わる。サイズは小さく、現代の基準からすると古びて見えるが、可読性は悪くない。
前席に座ると、ドライビングポジションは少し妥協を強いられる。アップライトな姿勢で、ペダルが近い反面、角度がつけられたステアリングホイールは遠く感じる。
前席の快適さというよりも、その背後に張る積載スペースの長さの方が重視されている、と言うことを実感せざるを得ない。それもそのはず、商用車ベースなのだから。
しかし、ほかの同様なクルマの場合は、快適性に関して、もう少し手間を加えてあるのが一般的だと思う。