ホンダ車の年間首位 何年ぶり? 「2017年12月に売れた日本車」

2018.01.27

2017年12月 車名別 販売台数ランキング

(日本自動車販売協会連合会/全国軽自動車協会連合会)

1位 ホンダN-BOX 1万8458台
2位 トヨタプリウス 1万2291台
3位 トヨタ・アクア 1万1660台
4位 ダイハツ・ムーブ 1万73台
5位 日産デイズ 9288台
6位 スズキスペーシア 8757台
7位 ダイハツ・タント 8741台
8位 スズキ・ワゴンR 8284台
9位 トヨタ・ヴォクシー 7545台
10位 日産ノート 7475台

フルチェンのスペーシア、マイチェンのデミオ 4割増

12月単月の車名別ランキングでは、9月に全面改良を実施したホンダN-BOXが前年同月比23.3%増の1万8458台の販売を実現して4カ月連続での首位につく。続く第2位には、12月にαの一部改良を行ったトヨタ・プリウスが同4.7%減ながら1万2175台を記録してランクイン。第3位には6月にマイナーチェンジを行ったトヨタ・アクア(1万1660台)が、第4位には9月にキャンバスの一部改良を実施したダイハツ・ムーヴ(1万73台)が、第5位には3ポイントアップで日産デイズ(9288台)が入った。12月にフルモデルチェンジを行ったスズキ・スペーシアは、同45.5%増の8757台を記録して第6位に位置する。一方、上位ランク常連の日産ノートは同39.7%減(7475台)で第10位、日産セレナは同6.9%減(5648台)で第19位に低迷した。トップ10を一覧すると、登録車は4車種で、残り6車種が軽自動車。この比率になるのは、2カ月連続である。


注目の新型車の成績にも触れておこう。6月にマイナーチェンジを実施したホンダ・フィットは前年同月比14.2%増(7104台)で第12位に、10月にマイナーチェンジを敢行したトヨタ・カローラは同21.1%増(6715台)で第13位に、5月にイースを新型に切り替えたダイハツ・ミラは同19.5%増(6654台)で第14位に、10月に特別仕様車のF “Safety Edition” を発売するなどしたトヨタ・ヴィッツは同28.4%増(6619台)で第15位に位置。8月にツートンのボディカラーを新設定したクロスオーバーSUVのトヨタC-HRは同38.0%増(6421台)で第17位に、12月に安全技術の拡充を図ったマツダ・デミオは同40.1%増(5161台)で第22位に、10月に一部改良を行ったスバルインプレッサおよび新型XVは同6.7%増(4635台)とプラスをキープして第25位に、9月にマイナーチェンジを図ったホンダ・ステップワゴンは同66.3%増(4607台)で第26位に入る。また、10月に第2世代に切り替わった日産リーフは同87.2%増の2306台を記録して第39位にランクイン。11月に特別仕様車のXGリミテッドやRSグレードのCVT車の発売などを行ったスズキ・スイフトは同330.1%の大幅増(2271台)で第40位に、7月に全面改良したトヨタ・カムリは同695.3%の大幅増(2203台)で第42位に入った。

2017年通年のランキングは?

2017年通しての車名別ランキングは、前年比17.2%増の21万8478台を成し遂げたホンダN-BOXが初のトップにつく。モデル末期になっても月販1万台以上を継続し、フルモデルチェンジした9月以降は月販2万台前後を記録するなど、安定した人気を確保したことが首位に立った要因だ。また、ホンダ車の年間トップは2002年のホンダ・フィット以来、実に15年ぶり。軽自動車が年間首位になるのは、2014年のダイハツ・タント以来3年ぶりである。続く第2位には、昨年の首位から陥落したトヨタ・プリウス(16万912台)が位置。第3位にはムーヴ(14万1373台)、第4位にはタント(14万1312台)とダイハツ勢が、第5位には検査不備問題で一時出荷を停止した日産ノート(13万8905台)が入った。トップ10を一覧すると、HV専用またはHVを中心に据えた登録車が4車種で、残り6車種が軽自動車。ユーザーの低燃費志向、そして節約志向は依然として続いているようだ。

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