日産リーフ、航続距離が50%伸長 クルマの魅力と価値も併せてプラス 試乗記

公開 : 2018.01.30 10:10


「買い」か?

引き立つ魅力とコストパフォーマンス

もし既にEVの時代だと思うなら、リーフの魅力は引き立ってくる。

新型リーフの「NEDC(new European driving cycles)」テストでの航続可能距離は378km。最も高価なルノー・ゾエは402kmだし、実際のユーザーはその距離を否定するものの、オペル・アンペラ-eの519kmには及ばない。

われわれの実社会での使用状況に近いと思われる試乗では、新型リーフは充電を必要とするまでに257〜273kmくらいは走れることがわかっている。

しかし、ライバルモデルと比較しても妥当な価格や、政府が整備を進める急速充電設備のサポート、実用性の高さなど、リーフの持つ、様々な強みを見過ごすことはできない。加えて、航続可能距離は大幅に伸びているのだ。

メーカーの主張する航続距離と比較すると、随分短く感じられると思う。しかし、進化の途中段階にあるEVというモデルレンジにおいて、リーフの持つコストパフォーマンスは、非常に素晴らしいものだと言えるだろう。

日産リーフのスペック

価格 21990ポンド(333万円・補助金による値引き後)
全長×全幅×全高 4480×1790×1540mm
最高速度 143km/h
0-100km/h加速 7.9秒
航続可能距離 378km(NEDC)、284km(WLTP)
CO2排出量 ーg/km
乾燥重量 1580kg
パワートレイン 交流モーター
使用燃料 リチウムイオン(40kWh・360V)
最高出力 150ps/3283-9795rpm
最大トルク 32.5kg-m/0-3283rpm
ギアボックス リダクションギア・ダイレクトドライブ

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事