フィスカー、第2のテスラになれるか CEO語るEVの未来、技術よりも大きな「壁」

公開 : 2018.02.04 08:10

番外編 ヘンリック・フィスカー、これまで何してた?

BMWアストン マーティンフォードで経験を積んだ後、2005年にヘンリック・フィスカーは最初の会社「フィスカー・コーチビルド」を立ち上げた。他のモデルを改造して限定車を作る会社だ。2007年のテスラモデルSのように他社のクルマのデザインも行った。

その年、フィスカーは電気自動車メーカー「フィスカー・オートモーティヴ」を設立し、翌年にスポーツカーであるカルマを発売した。テスラはフィスカーがアイデアを盗んだと会社を訴えたが、フィスカー側が勝訴した。

2011年、フィスカーがカルマに使っていたA123バッテリーがリコールされる。翌年にもA123システムの2度目のリコールが起こった。ニュー・ジャージーの港に船積みされていた282台のカルマがハリケーン・サンディによって破壊される直前だった。

フィスカーは2013年の3月に会社を去り、その年の11月に会社は倒産した。資産は結局、中国の万向集団が買収。万向集団はカルマ・オートモーティヴを設立し、今日ではフィスカーのモデルを発展させたカルマ・レヴェーロを生産している。

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