自動車史に残る、24個の重要な数字 前編
公開 : 2018.02.01 08:10 更新 : 2021.03.05 21:43
5000(1913年)
シカゴ界隈の食肉パック詰め工場に着想を得て、ヘンリー・フォードは1913年に、自動車史上初の本格量産ライン設置を成し遂げた。「ボルトを差し込んだ人間がナットもはめることはなく、ナットをはめた人間がそれを締めることもない」と、彼は自身のアイデアを簡潔に説明している。5000点のパーツで構成されるモデルTは、この流れ作業を導入したことで、1台ずつ組み立てる場合に比べ完成までの所要時間を1/8に短縮。生産台数は飛躍的に増加し、逆に価格は低くすることが可能になった。