長期テスト アウディTT RS(1) 第一印象ならびに支払った金額は
公開 : 2018.02.01 10:10
気になる乗り心地 1週間の印象
マグネティック・ライドとはオプション価格約15万円のアダプティブ・ダンパーだが、重要なのは乗り心地重視のモードに設定できるドライブセレクト・システムもセットで付いてくることだ。
これはすべてのアウディにおすすめだが、シャシーの設定がペースメーカー導線の間近にいるかのように刺激的なRSモデルにはほぼ必須といえる。
嬉しいことに、これはRSスポーツ・エグゾースト(約15万円)やマトリックスLEDライト(フロント約14万円・リア約12万円)と並んでアウディUKがすすめてくれたオプションリストの一番上にあった。
1週間ほど乗ってみて、TTの乗り心地はこのダンパーのお陰でまったく許せる範囲だと確信した。これまで走ったのがほとんど高速道路なのは確かだが、長期テストのよすがとするところは家と職場の間で正気と忍耐を試すことではない。
例の20インチホイールはハイウェイM25号線サリー付近のコンクリート舗装路でやたらとうるさいものの、乗り心地は少し硬め寄りの十分柔らかいものだ。
まだ480kmも走らぬうちからでも、中回転域で明確に獰猛さを顕わにする5気筒エンジンに鞭をくれると、ただの追い越しすら、めまいのしそうな独特の緊張を感じさせる。
これまでのところ、RSの意味ある粗探しをするのは相当に困難と言わざるを得ない。でも出て来るんじゃあないかな、きっと。