日産ハイクロス・コンセプト

公開 : 2012.03.07 15:35  更新 : 2017.06.01 00:54

日産ハイクロス・コンセプトがジュネーブ・モーターショーでデビューした。このモデルは、クロスオーバー・ラインナップの拡大を探る意味があり、キャシュカイエクストレイル、ムラノの新しいデザインに影響を与えると考えられる。

このハイクロス・コンセプトは、2つの「スマートさ」を持つ。ひとつは、そのスタイルからは想像できない3列シートを持つこと。そしてもう一つはハイブリッドエンジンである。

このエンジンはリチウムイオンバッテリーを搭載したモーターと、2.0リッターの直噴エンジンによって、2.5リッター相当のパフォーマンスを発揮するという。

パワートレインはFF用に開発された技術を、4WD用に変更したもの。組み合わせられるトランスミッションはCVTとなる。このCVTは従来のものに比べて10%燃費を改善しているという。

ハイクロス・コンセプトの生産バージョンの狙いは、フォード・モンデオやヴォクゾール・インシグニアのような従来型のサルーンに対して成功をおさめること。また、非常に成功を収めているフォードSマックスもそのライバルとなる。

ハイクロスのボディサイズは、全長4660mm、全幅1850mm、全高は1670mm、ホイールベースが2780mmとなる。

このハイクロスのデザイン・コンセプトを受け継いだエクストレイルは、2013年秋に英国で発売が開始される。価格は25,000ポンド(320万円)からのスタートとなるだろう。

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