アウディの考える「質」 企業訪問で見えた「狂気」ともいえる細部のこだわり

公開 : 2018.02.03 08:10

トラブルシューティングの効率化

アウディは、2018年のローンチに向けて、アウディ初となるEVの公道テストを実施している。

「コネクテッドカーとともに変化が始まっているのです」と車両品質統括部門を率いるアルンド・フォン・デム・ブッシェ・ハンフェルド氏は語る。彼のチームは600程のテスト車両を扱っている。

これらの車両は、インゴルシュタットにリアルタイムでデータを送り、素早いトラブルシューティングを可能にしている。

例えば、自動操縦機能のついた新しいA8は、8時間の間に50GBものデータを記録する。また、アウディは、更に複雑化したドライバーアシスタントシステムに対応するため、新たに主観評価システムを導入した。

車載のタブレットは、データ記録システムにリンクされていて、テストドライバーが試作車の評価を入力できるようになっている。「テクノロジーは開発を早めているわけではないが、30〜50%増しのデータ処理を可能にしています」とフォン・デム・ブッシェ・ハンフェルドは語る。

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