アウディの考える「質」 企業訪問で見えた「狂気」ともいえる細部のこだわり

公開 : 2018.02.03 08:10

電子顕微鏡に3億2030万円の投資

アウディの新素材を扱う作業の核となっているのが、約200万ポンド(3億2030万円)する、FIB走査型電子顕微鏡だ。

この顕微鏡では、電子のビームを部品に当て、半導体、コーティング、フィルム、塗装などの細部を5マイクロメートルまでをスキャンすることができる。

最近では、A8のタッチスクリーンに問題を起こしていた、肉眼では気泡に見える、接着剤層にできた隙間を、FIBスキャニングを使い発見した。これによって、接着剤を変更することで問題を解決した。

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