プジョーの最高経営責任者が明言 「EV専用車なしでもCO2削減目標を達成」
公開 : 2018.02.04 17:10
SUVの今後 電動化の影響
3008の成功は今後の生産計画にどう影響しますか?
「2017年のSUVの売り上げは2016年の150%になりました。ですから、SUV戦略をさらに加速させます。今年はとても面白いSUVのプロジェクトをご披露することができると思います」
「SUVのおかげで海外市場でも順調に成長しています。1960年代、われわれのSUVは信頼性が高いと多くの市場で良い評価を得ました。21世紀でも同じようにやりたいと思いますね」
「すべての国、地域に進出していきたい。最近、ベトナムで3008の販売を開始しました。新たな市場に進出するときはいつも、まずSUVからです」
パワートレインの電動化、ラインナップにどう影響?
「プジョーを電動化のリーダーにしたいと思っています。そこで2019年までにわれわれのラインアップの8%を電動化します。さらに2020年までには50%へ。プジョーにとって電動化は将来の話ではなく、現実味のある今現在のことです」
「10年先までにはEV専用車を作るのが正解だと思いますが、ここ数年間はモジュラー・プラットフォームで対応します。なるべく多くの市場をカバーしたいからです。パワーソースは4種類。電動、ハイブリッド、ガソリン、それにディーゼルです」
「また、電動化に際してはサービスのエコシステムを作り上げたいと思っています。休日ドライブで1000km走る場合、(充電などの)モビリティ・サービスが必要になりますよね。これもエコシステムの一部です。電動化の時代には自分のクルマを持っているだけではだめで、われわれのモビリティ・エコシステムにアクセスすることになるでしょう」