長寿車ランキング 世代交代なしに10年以上続いたモデルとは 後編
公開 : 2018.02.07 11:40 更新 : 2021.03.05 21:43
ラーダ・ニーヴァ:41年(1977年〜継続中)
ラーダが二―ヴァを開発したのは、シベリアの原野を走り抜けることができる、頑丈で生半可ではないオフローダーを求める声に応えるためだった。フィアット由来の2101からパーツを流用しつつも、設計はすべてラーダの内製。軽量コンパクトで手頃な価格だったことから、瞬く間に大ヒットモデルとなり、輸出もラーダ最大の成功を収める。このロシア車を、日本でもときおり見かけるほどだ。
ラーダにクオリティを求めるのは難しいが、二ーヴァはロシアの南極基地で10年にわたりサポート車を務めたほどの耐久性を備える。生産は継続中だが、ラーダ筋によれば、彼らはついに後継モデルの開発に着手したという。われわれは今の二―ヴァに愛着があり、快適性を別にすればその性能にも拍手を送りたい。願わくば、50周年の大台に届くのを見たいものだ。