DS 7クロスバックに試乗 内装はフランス流、一方で価格高 推奨むずかしく

公開 : 2018.02.06 10:40  更新 : 2022.04.23 12:04


上質なインテリアと広いラゲッジスペース

DSのもうひとつの特長はインテリアの高級感。

トリムレベルによるが、幅の広いセンターコンソールや、ダッシュボードからドアへと深いカーブで結ばれた部分が、アルカンターラかナッパレザーで豪奢に覆われる。エントリーレベル以外は、12.3インチのタッチスクリーンが標準装備され、ギアレバーの両サイドには、大きなトグルスイッチが並ぶ。

上質なステッチや、堀の深い造形など、インテリアの質感はとても魅力的ではあるが、少し凝りすぎた印象もある。そういう意味では、クリーンなデザインと幅の広い選択肢の方を持つプジョー3008の方が、完成度という面ではより高いのかもしれない。また、ライバルモデルではほとんど見当たらない、プラスティックパーツも散見される。

乗員を心地よく包むインテリアを考えると、ラゲッジスペースはその分削られているのでは、と思うかもしれないが、実際は逆。リアシートの後ろには555ℓもの荷室が広がり、シートをたたまずとも十分な容量を確保している。

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