DS 7クロスバックに試乗 内装はフランス流、一方で価格高 推奨むずかしく
公開 : 2018.02.06 10:40 更新 : 2022.04.23 12:04
DS 7クロスバック、フランスのエマニュエル・マクロン大統領就任式にも使われました。乱立するコンパクトSUVの中でも、プレミアムブランドに位置するモデルとして、その存在感を発揮できたのでしょうか。
もくじ
どんなクルマ?
ー 悩ましいほど盛り込まれた特長
ー 高級感のある個性的なスタイリング
どんな感じ?
ー テクノロジーが生み出す上質な乗り心地
ー 上質なインテリアと広いラゲッジスペース
ー 価格にそぐわない妥協点
「買い」か?
ー 難しいDSブランドの立ち位置
スペック
ー S 7クロスバック・ブルーHDi 180 パフォーマンスラインのスペック
どんなクルマ?
悩ましいほど盛り込まれた特長
今の自動車メーカーは避けることができないだろう、人気のコンパクトSUVカテゴリーに、DSオートモビルズが打ち出したモデルがDS 7クロスバック。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領がシャンゼリゼ通りでの就任式会場に乗り付けたのが、DS 7クロスバックの特別仕様車だったから、世界的なニュースでデビューを飾ることとなった。
われわれはこのクルマを過去にテストしてはいるが、英国では初めてとなる。
プジョーとシトロエンを含むPSAグルームでの高級車ブランドとなるDS。日産キャシュカイやセアト・アテカ、ルノー・カジャーというより、ワンランク上のレンジローバー・イヴォーク、ジャガーEペイス、アウディQ3といったクルマと真っ向勝負することになる。
そんなDS 7クロスバックには非常に沢山の注目すべき特長が盛り込まれており、どこから紹介するか悩むほど。
半自律的運転プログラムにはじまり、ナイトビジョンのほか、フランス流の洒落た美しいエレメントがエクステリアにもインテリアにも散りばめられている。
DSとしては、アクティブ・サスペンションも初めて装着された。