新型BMW X2ディーゼルに試乗 価格/サイズ/内装、Q3やGLAへの一手は
公開 : 2018.02.07 11:10 更新 : 2018.02.07 15:47
力強い加速に満載のテクノロジー
今回のテスト車両はxDrive20dアクティブで、BMWがポルトガルで販売する唯一のモデル。189psと40.7kg-mを発生させ、アウディQ3 2.0 TDIや、ジャガーE-PACE2.0d 4WD、メルセデス・ベンツGLA220 4 Maticと直接のライバルとなる。
ドライビングモードはコンフォート、スポーツ、エコ・プロから選択が可能。燃料の消費を抑えることで、21.7km/ℓの燃費を実現しており、CO2の排出量は121g/kmとなっている。
駆動システムは、マルチプレートクラッチを搭載した四輪駆動で、グリップやトラクションの状況に合わせて、フロントかリアに独立して100%の駆動力を割り振ることができる。
またX1 xDrive20dと同様、BMWがダイナミック・パフォーマンス・コントロールと呼んでいる電子制御ディファレンシャルを搭載し、左右のリアタイヤへ供給する駆動力をコントロールすることで、トルクベクタリング機能も実現している。
さらにドライビングの楽しみを高めてくれるのが、4気筒のX2 xDrive20dに組み合わされる標準の8速ATの賢さ。どんな状況でも最適なギアを瞬時に選択し、非常になめらかに変速をする。充分なトルクを伝達し、1600kgの車重を感じさせない力強い加速を提供してくれる。
0-100km/h加速は7.7秒とされ、悪くない数字。ちなみに比較すると、184psのQ3 2.0 TDIが7.9秒、178psのGLA220dは7.7秒となっている。