同じクルマ、違う名前 バッジ・エンジニアリングのクルマたち 前編
公開 : 2018.02.10 11:40
ローバー・シティローバー(2003年):2モデル
上級移行を図っていたローバーが、世界でも最も安価な部類のクルマに自社のバッジを付けて売ったというのはいかがなものか。インド製のタタ・インディカをシティローバーへ名前を挿げ替えるにあたって、英国のユーザー向けに改善を図った形跡は見受けられない。タタや中国メーカーと資本提携せざるを得ない経営状態にあったとはいえ、これは得策ではなかった。ご存じの通り、まもなくMGローバーは破綻の時を迎える。