同じクルマ、違う名前 バッジ・エンジニアリングのクルマたち 前編

公開 : 2018.02.10 11:40

オペル・オメガ(1996年):3モデル


欧州GMは、オペルとヴォグゾールの2ブランドを展開し、同じクルマに違うバッジを与えて販売していた。しかし、それが大西洋の向こうで、キャデラック名義で売られることになろうとは、あまり予想できなかった。とはいえ、それに至った経緯は極めてシンプルだ。GMはキャデラックのエントリーモデルを欲しており、広く快適なクルマという条件に、欧州製セダンはぴったりだったのだ。GMはビュイックやオールズモデルでも同様の手法の導入を検討していたが、キャデラック・カテラの失敗でさすがに断念した。

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