新型アウディA7スポーツバック 50 TDIを試乗評価 CLSとの差異を明確化
公開 : 2018.02.13 10:10 更新 : 2018.02.13 10:13
A7はドライバー・オリエンテッド
A8譲りのミニマムなデザインの流れを受けつつ、ドライバー重視のデザインになっているダッシュボード。中央上部に備わる10.1インチユニットと、センタートンネルから伸びる面に位置する8.6インチユニットの2台のモニターが、ドライバーの方へ向いて取付けられているのだ。
クルマに内包されるほぼすべてのシステムは、タッチスクリーンか、ガラスに覆われたボタン類で操作が可能。ステアリングホイールには唯一、従来式のアナログなボタンとダイヤルが備わっているが、それらはデジタル式のアウディ・バーチャルコックピット・ディスプレイの操作を行うもの。
指先でのコントロールに反応する操作音は非常に効果的だが、望む操作をどの画面から行うのか、わからなくなる時がある。
クリーンなスタイリングのレザーシートはとても快適。インテリアのアンビエントライト、デュアルゾーン・エアコンのほか、このクラスに望むような殆ど機能は盛り込まれており、その仕上がりはアウディらしい秀逸な質感を得ている。
リビングのお気に入りの椅子で過ごす、温もりのある時間というより、お洒落なデザイナーズ・バーで過ごしている様な、そんなインテリアに感じた。